京都大学交響楽団100年史をご注文くださった皆さまへ

いよいよ寒さも本格的になってまいりましたが、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

100年史につきましては、数次の納品遅延を招き、皆さまに大変ご迷惑をおかけしました。心からお詫び申し上げます。2018年10月31日に案内を差し上げた通り、代金の返金の申し出をしましたところ、多くのお客様から、将来の出版等のために寄附しても良いという申し出を頂戴し、感謝の言葉もございません。

本来ならば、お叱りを受けても仕方のない事態にもかかわらず、大阪府在住の91歳の男性からは、当方からの返金の連絡に対して、楽団のために百万円寄附したいという思いがけない申し出を頂戴し、「存命のうちに百年史を見たい」との心からのご意見も承りました。こうした無数の善意に支えられた楽団の社会的責任の重さを感激と共に改めて痛感した次第です。

この間、学生担当理事ほか、学内関係者からは、京大オケの文化的価値に鑑みて、多くの励ましの言葉を頂きました。おかげさまで、京都大学学内の調整が済み、2019年3月から4月にかけて、100年史を刊行し、ご予約頂きました皆さまにお届けできる運びとなりました。もうしばらくだけお待ちください。

先般開催されました第204回演奏会では、田中祐子先生を客演指揮に、東京藝術大学学長 澤和樹先生を客演演奏に招き、リスト「交響詩レ・プレリュード」、ショーソン「詩曲」、ベルリオーズ「幻想交響曲」を演奏しました。若者の青春が爆発するような圧倒的な演奏でした。どうかこれからも京大オケのことをよろしくお願いします。

2019年1月31日
京都大学音楽部交響楽団第15代音楽部長
 依田 高典