第216回定期演奏会
客演指揮者変更のお知らせ

京都大学交響楽団 第216回定期演奏会に出演を予定しておりました秋山和慶先生ですが、ご自宅での転倒により緊急入院し、回復までに時間を要するとのことで出演が不可能となりました。
代わりまして、キンボー・イシイ先生に指揮をお願いする運びとなりましたこと、お知らせいたします。
なお、本公演の趣旨および内容に変更はございませんため、チケットの払い戻しには対応いたしかねますことをご了承くださいますようお願い申し上げます。
何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

指揮/キンボー・イシイ


幼少期を日本で過ごし、ヴァイオリンを風岡裕氏に学ぶ。12 歳で渡欧、ウィーン市立音楽院にてヴァイオリンをワルター・バリリ、ピアノをゲトルッド・クーバセック各氏に師事。
1986 年に渡米、ジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイ、ヒョー・カン各氏のもとで研鑽を積むが、左手の故障(局所性ジストニア)のためヴァイオリンを断念、指揮に転向する。 小松長生、マイケル・チャーリー、小澤征爾の各氏に指揮法を師事。またマネス音楽院にて楽曲分析及び作曲法を学び、当院よりジョージ&エリザベス・グレゴリー賞を受賞する。1993年、1995年のタングルウッド音楽祭に奨学生として参加し、小澤征爾をはじめサイモン・ラトル等に師事。1995年、デンマークで開催されたニコライ・マルコ国際指揮者コンクールで4位に入賞。
ボストン響とニューヨーク・フィルの定期演奏会、及びタングルウッド音楽祭では小澤征爾、サイモン・ラトル、ベルナルド・ハイティンク等各氏の副指揮者を務めた。これまでにベルリン・コミッシェ・オーパー首席カペルマイスター、マクデブルグ歌劇場音楽総監督、大阪交響楽団首席客演指揮者、ドイツ・シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州立劇場音楽総監督などを歴任。指揮したオペラには『フィガロの結婚』『後宮からの逃走』『コジ・ファン・トゥッテ』『魔弾の射手』『マクベス』『仮面舞踏会』『ラ・ボエーム』『蝶々夫人』『トスカ』『トゥーランドット』『さまよえるオランダ人』『トリスタンとイゾルデ』『ワルキューレ』『薔薇の騎士』『サロメ』『死の都』『金鶏』『メッシーナの花嫁 (ドイツ初演)』などがある。
客演指揮者として、ドレスデン・フィル、ドイツ室内管、アウグスブルク歌劇場管、ボストン響室内管弦楽団、上海響、台湾国家響等を指揮。
日本においては、N響、都響、読響、新日本フィル、名フィル、札響、九響等を指揮。オペラでは、びわ湖ホール・オペラビエンナーレ『フィガロの結婚』、関西二期会『魔弾の射手』を指揮。草津国際音楽祭出演。
2010 年、「第9回斎藤秀雄メモリアル基金賞」指揮者部門受賞。